明るい部屋でパソコン作業中に手首を押さえる40〜60代のアジア人女性

更年期前後の不調を、
症状だけでなく体全体から見る

(更年期第9回)

手指のこわばり、手首の痛み、肩こり、冷え、不眠、疲れやすさ。
更年期前後の体の変化は、一つの症状だけでは説明しにくいことがあります。

症状が出ている場所だけでは、見えにくいことがあります

体の不調は、症状が出ている場所だけを見ても、全体が見えにくいことがあります。

たとえば、

物を持つ時に手首が気になる

肩こりだけでなく、眠りも浅い

顔はほてるのに、足元は冷える

疲れているのに、体が休まらない

手指がこわばって、服を着るのに時間がかかる

手首が痛くて、ペンを持つのがつらい

しょうこ

このような状態は、ひとつの症状だけで説明しようとすると、かえって分かりにくくなることがあります。

AIT|Axis Integration Theory

軸整理論とは何か

軸整理論とは、体全体を3つの視点から整理する考え方です。症状だけを見て、単純に分けるのではなく、体全体の状態を整理していきます。

安泰軸整理論の構造を表す、関節と体の軸を示した緑色の人体ラインアイコン

構造

姿勢、関節、筋肉、体の支え方、呼吸のしやすさを見ます。


更年期前後は、首肩の緊張、背中の丸まり、手指や腕の使いにくさとして現れることがあります。

水滴と循環する矢印で血流、経絡、巡りを表す流れアイコン

流れ

血流、経絡、冷え、むくみ、巡り、滞りを見ます。


手足の冷え、こわばり、重だるさ、むくみ、頭の重さなどは、体の流れと関係している場合があります。

心拍と両手で自律神経や回復力の調整を表すアイコン

調整

自律神経、睡眠、内臓の働き、回復力、体温調整などを見ます。


更年期前後は、眠りが浅い、疲れが抜けにくい、ほてりや冷えを感じやすい、緊張が抜けにくいといった形で現れることがあります。

明るい部屋でパソコン作業中に手首を押さえる40〜60代のアジア人女性

たとえば、手指や手首が使いにくい場合

50代の方で、左手の人差し指が曲がりにくく、右手首にも痛みを感じている方がいました。

特に困っていたのは、日常生活の中の動作です。

洋服を着る時に時間がかかる

ペンを持って書き物をするのがつらい

物を持つ時に手首が気になる

家事や身の回りの動作に不便を感じる

軸整理論

手指や手首の状態だけでなく、体全体の緊張、巡り、内臓の働き、自律神経の状態を含めて確認しながら進めていきました。

その結果…

洋服を着る、書き物をする、物を持つといった日常動作で感じていた不便が少なくなり、現在は必要に応じたメンテナンスとして通われています。

不調が出ている場所だけが、必ずしも原因とは限りません

更年期前後の体では、関節、筋肉、巡り、睡眠、内臓の働き、ストレスなどが重なって、手指や手首の動き、肩こり、腰の重さ、疲れやすさなどに影響することがあります。

だからこそ、安泰漢方鍼灸院では、症状名だけではなく、生活の中で何に困っているのかを確認しながら、体全体の状態を整理していきます。

構造・流れ・調整から見る更年期前後の体

姿勢、関節、筋肉、体の支え方、呼吸のしやすさなど


首や肩に力が入りやすい、背中が丸くなりやすい、呼吸が浅く感じる、手指や腕の動きがぎこちない、服を着る・髪を結ぶ・物を持つ動作がしにくい、といった変化が見られます。

流れから見る


体の変化

血流、経絡、冷え、むくみ、巡り、滞りなど


体の流れが滞ると、冷え、重だるさ、むくみ、こり、こわばりを感じやすくなります。

手指を動かす時も、手だけでなく、腕、肩、首、背中、呼吸、巡りが関係します。

調整から見る


体の変化

自律神経、睡眠、内臓の働き、回復力、体温調整など


仕事、家事、親の介護、子どものこと、自分の体力の変化などが重なりやすい時期。

眠れているか、冷えていないか、緊張が抜けているか、内臓が働いているか、回復できているかを合わせて確認します。

自宅で見直せる3つのポイント

日常の中で、できる範囲から見直してみましょう。

深呼吸、肩や首の力を抜く、軽く体を伸ばすなど、緊張をためない工夫を。

冷えを防ぎ、湯船につかる、温かい食事、適度な運動で巡りをサポート。

寝る時間、起きる時間をそろえる、スマホやパソコンの使い方を見直す。

医療機関に相談した方が良い場合

次のような場合は、まず医療機関での確認をおすすめします。

指を立てて説明する女性施術者のイラスト
  • 強い痛み、腫れ、変形、しびれ、急に動かしにくくなる
  • 日常生活に大きな支障が出ている
  • 不正出血、強い動悸、強いめまい、急な強い頭痛
  • 気分の落ち込みが強く続く

安泰漢方鍼灸院で大切にしていること

● 体全体のつながりを確認します。

● 一人ひとりの生活に合わせて考えます。

● 無理のない整え方を一緒に考えます。

まとめ

更年期前後の体の変化は、手指のこわばりや手首の痛みなど、日常動作のしにくさとして現れることもあります。「構造・流れ・調整」の三つの視点から体全体を整理し、今の体に何が重なっているのかを一緒に見つめています。

更年期前後の体の変化が気になる方へ

手指のこわばり、手首の痛み、冷え、不眠、疲れやすさなど、気になる変化が重なっている場合は、体全体の状態を一度整理してみることも大切です。

安泰漢方鍼灸院では、症状だけで判断せず、構造・流れ・調整の視点から、今の体に合う整え方を一緒に考えていきます。

初めての方は「はじめての方へ」ページで、施術の流れやご予約前の注意点をご確認ください。